うさぎがピョン

<身振りの歌遊び2>詞・曲:林 尚美

秋はお月見!お団子食べたり、長い耳のうさぎみたいにピョンピョン
跳んだりして身振りを楽しもう☆

(歌 詞)
こんやはお月見うれしいな お団子食べて踊っちゃおう まあるいしっぽを フリフリ
お耳もゆらゆら ゆれている
ピョンピョンピョンピョン うさぎがピョーン  ピョンピョンピョンピョン うさぎがピョーン
ピョンピョンピョンピョン うさぎがピョーン  みんなで踊ろう

うさぎがピョン
うさぎがピョン1
うさぎがピョン2

・お団子を食べる動作がうまく作れない時は、 ホンモノのお団子を食べてみてね!
・うさぎの耳ってどんな長さ?どんな感触?ホンモノを触ってみてね!
・「ピョーン」のところは思いっきり高く跳び上がってね!

<コラム>

一 般の手遊び歌では、何かを食べる動作や、動物の体の特徴や動きなど、抽象化さ れたものが多く含まれています。目の見える人にとっては、自然に模倣できる動作でも、視覚障がいや知的障がいの子どもたちには、理解が難しい事かがたく さん あります。犬や猫はともかく、象やキリンなんて、触った事もないのですから。自分でおにぎりや団子等を食べる仕草にしても、実際に食べるときには何気ない 動作で食べていますが、何もない空間に、あたかも手の中にあるかのように形作ることは、視覚的、抽象的な想像のため、なかなか難しいのです。手をとって動 作の支援をしても、なかなか覚えても らえません。そう言う時は、実物を食べながら、触りながら歌って動作してみると、その動作の意味付けや自分の体の動きのフィードバックが出来、動作がわか るようになります。自分のなかにイメージができれば、なんとかそれを表現しようとして動作が伴うよ うになってきます。手話の動作も同じです。どうしてそのように表現するのか?何を形にしているのか、意味づけができることが必要です。